この日記は、自分自身について語りたくて始めたものではありません。パンが宿すもの、時間、手仕事、土、そして継承、それを語る価値があるという、シンプルな確信から生まれました。
長年、生地をこね、成形し、焼いてきました。しかし時間が経つほどに気づくのです。最も貴重なものは工房の中だけにあるのではなく、厳しい目で穀物を選ぶ製粉業者の中に、師から受け継いだ手仕事を守り続ける職人たちの中に、伝統を裏切ることなく再発明する人々の中にあるのだと。
パン職人の日記は、こうした物語を語るための場所です。職人たちの肖像、彼らを育む粉と産地の探求、手から手へ受け継がれる技術、そして遠くから近くから、私たちのパンとの関わりを形作るすべてのこと。
フランス語と日本語で週に一度。この情熱が、フランスと日本の間をできるだけ遠くまで旅できるように。
情熱は分かち合ってこそ意味を持つと、私は信じています。この日記は開かれた扉です。パンを作る人へ、パンを食べる人へ、そして私のように、それに飽きることのない人へ。
サミー・スヌーシ
シェフ・ブーランジェ(パン職人)